So Precious , So Delicious!

美味しい食事。すてきなお店。たいせつなひととき。

文中の店名は一応内緒。ですが、気になるかたはぜひお問合せください!

2017.9.12(大阪での美味しいはなし)

 

 来月、大阪松竹座で5年ぶり4回目の五耀會公演があります。その記者発表があり、「日本舞踊への誘いby五耀會」が友五郎さんの稽古場で開催され…大阪へ行ってきました。半日時間が空いたので、ほんのちょっと夏休み気分を味わおうとチンチン電車とバス、地下鉄を乗り継いで住吉大社にお詣り、あべのハルカスの展望台に登って、梅田から曽根崎を歩きお初天神に立ち寄り、お腹が空いたところで北新地の割烹「S」へお邪魔しました。

知人より紹介されて初めて伺いましたが、お店の素敵なしつらいとそのお料理の質の高さに驚き!!きちんと仕込まれた一品一品に素材の良さが感じられて本当に美味しかったです。かじりつこうとしているのは焼きたてのお餅です(写真)この日は中にうなぎとごぼうが包まれていました。季節によって変わるそうです。次回は何のお餅かなぁ?と大将と気分良く話をしてお店を後にしました。再訪が楽しみです。

 

2017.6.3(東京での美味しいはなし)

 

 忙中閑あり、と稽古と稽古の合間にお気に入りの鮨「O」へ出向きました。鬼子母神のそばにひっそりとある小さなお店なので、通り過ぎてしまう人も多いかもしれません。僕も車で前を通っていて、その佇まいがなんとなく気になって…初めて暖簾をくぐったのは1年くらい前だったと思います。飾り気のない店内の主役は白木のカウンター、そこで大将が一人で魚や貝をさばいてゆきます。その手際の良さと美しさ、潔さに圧倒されながらつまむ肴のなんと美味しいこと!!一品一品が驚くほど丁寧に処理されていて、しかも本当に絶品なのです。普段はあまりいただかない日本酒の盃もすすみます。三重のサミットで各国首脳に振る舞われたという”天遊琳”を味わいながら至福のひと時を過ごしました。

2017.1.12(大分での美味しいはなし)

 

 魚好きの僕にはもうたまらない…先日仕事で大分へ、何が楽しみかと言いますと一も二もなく食事とお酒なわけです。「豊の国」大分は自然・人・海のもの・山のもの全てにおいて素晴らしいのです。今回は一泊二日、フグとヒラメを堪能しました!

 〈一日目〉フグは大分市内の「B」で、僕の大好きな刺身、白子、鍋、唐揚げ、ひれ酒etcをこれでもかというくらいに味わいました。本当に安くてとんでもなく美味なのですよ、東京での価格設定が信じられない!と唸ってしまいました。

 〈二日目〉そして帰りの空港に向かう途中、海沿いの「O」へ。このお店はヒラメ専門店なのです。たった今まで生け簀で泳いでいたヒラメをさばいてくれる(写真)ので、これまた驚きの美味しさ!!実はこのお店は以前も訪ねたことがあり、あまりに気に入りすぎて今回の再訪となりました。

 正月早々風邪を引いてつらい日々を送っていましたが、魚天国にて無事回復。今年もラブ魚介類(←乙姫様!?)です。

2015.1.9(東京での美味しいはなし)


 新年最初の黒門夜食のお題は「僕の東京ラーメン」です。

お正月疲れの体を休ませてあげるために、皆さんが七草粥を召し上がっている頃、僕はラーメンを食べていました(笑)場所は外神田、店名は「M」。創業明治45年というから筋金入りの中華食堂です。厳密には、中華食堂だった、いまはラーメンと中華粥の専門店です。

 秋葉原の喧騒から離れ、神田明神の方へ少し歩いたところにこのお店はあります。カウンター席しかない本当に小さなお店を、女性店員さんが切り盛りしていて、手際よく見事な連携プレーでオーダーしたものが次々と並びます。古いけれど清潔な店内に活気があふれていて、感心している間に僕の頼んだラーメンが出来上がりました。濃い茶色の醤油スープに小口切りの白ネギと、チャーシュー・海苔が一枚ずつ乗っています。まさにThe東京ラーメンのお姿!むかしむかし親に連れられて行ったデパートのお好み食堂で、今日はお子様ランチは嫌だと大人びて頼んだラーメン。まさにあのラーメンの再現です。懐かしいスープの味、決して今風ではない麺のコシ。ノスタルジーに浸りながら(お隣の人が食べている中華粥はきっと七草粥の代わりなんだろうなぁなどと勝手な妄想を抱きつつ)完食しました。

 下町にはまだこういうラーメンを出してくれるお店がたくさん残っています。その中でもこのお店は「僕の東京ラーメン」。いつもはすっかり忘れているのに、なぜか突然思い出し無性に食べたくなる。思い出の味とはこういうものなのでしょうね。

2014.11.30(東京での美味しいはなし)


 最近、新宿の荒木町に行くことが多いのですが、あの街は狭い路地裏にたくさんの名店がぎっしり身を寄せ合っていて、食べるの大好き!お酒も大好き!な僕にとってはワンダーランド的魅力があります。

 友五郎さんの襲名で大阪に向かっていた新幹線の中で急に思い立ち、新幹線のデッキで荒木町の「U」を予約しました。まさに”思い立ったら吉日”の体現です(笑)このお店はエビカニonlyの甲殻類専門店で、魚介類をこよなく愛する僕には魅力的すぎ…予約もなかなか混み合っていましたが無事に伺うことができました。若いご主人がひとりで料理を作っていて、聞けばご自身が甲殻類が大好きなのだとか。前菜、お造り、お椀からエビフライ(なんとエビみそ入り!)蟹ごはんに至るまで甲殻責め!!お味はもちろん!!!絶品でした。これは人気があるのも至極当然だ、と唸りながら海の幸の美味を堪能した秋の夜長でした。

 荒木町は、新しくおしゃれなお店がどんどん増えています。次はどこへお邪魔しようかな…などと目下企み中です。

2014.10.13(大阪での美味しいはなし)

 

 先月末に山村友五郎さんの御襲名の会で大阪に伺った折、友五郎さんが連れて行ってくださったお店をご紹介します。もう毎日とんでもなくお忙しいはずの友五郎さん、毎夜僕たちと一緒に食べて飲んで良いのだろうか?お家は大丈夫なのだろうか??と本当に心配しながらも「ええやんええやん!」と屈託のない笑顔で手招きしてくれる友五郎さんに、ふらふらとくっついて美食を堪能させていただきました。

 一日目の夕食は難波の「南T」。おでんのお店です。うーん、おでん、美味しい!特筆すべきはこのお店の名物、蛸の甘露煮です。柔かい…うまい。少し甘めの出汁が染み込んだ煮物に唸りました。仲間と囲むおでん、そしてキレのよい会話、笑顔。なによりのご馳走です。友五郎さんの会の前夜祭よろしく、ミナミの夜は盛り上がりました。

 二日目は法善寺横丁の焼鳥「N」でした。老舗の名店、二階のお座敷で、友五郎さんのお祝いの乾杯。そしてお店のおばちゃんが次々に運んできてくれる料理がどれもうまい!!!鶏料理好きの僕としては堪らなく幸せでした。焼鳥はもちろんですが、新鮮な鶏肉や内蔵の刺身、スープも絶品!舞台の話、襲名にまつわる話、仕事の話…仲間たちとの充実した時間が明日への力になるのだなと実感したひとときでした。

感謝!

 

2014.8.20(東京での美味しいはなし)

 

 冷房に体が慣れてしまって、軽いだるさを感じる毎日。友人や家族と鰻の話をしていたら無性に鰻が食べたくなり、元気を出すためにもここは鰻!ということで行ってきました入谷のN。このお店に以前訪れたとき、満席で断念したことがありましたので、今回は予約しての再訪です。

 席に案内され、手にしたお品書き説明書きを読んでも、すぐには理解できない細かさです(笑)。「とにかく旨い鰻」食べたさ一心で熟読し、うざく・う巻き・白焼・うな重・肝吸とお願いしました。このお店のお薦めは、疑似四季飼育をされた鰻。養殖池に天然の四季に近い環境を作り、鰻の持つ本来の性質を引き出すように手助けをしているのだそうです。運ばれてきた鰻は…美味しい!期待を裏切らず、というか期待のはるか上を行くもので感激しました。鰻自体も絶品ですが、ごはんもたれも、例えばう巻きの玉子の柔らかさも僕の好みでした。一気にぺろっと完食してしまいました。

 このお店、明治元年に創業した老舗で、現在まで鰻や川魚料理の継承・啓蒙を行っているのだそうです。志が高いのです。それはお品書き等にも力が入るわけです(笑)。でもとにかく美味しい鰻なので大満足でした。再訪を誓いお店を後にしました。

 東京にはたくさんの鰻の名店があります。亡き親父が好きだった麻布のN、僕が幼い頃から馴染んだ湯島のK、友人の店のM、等々。僕が鰻好きでもあるので、これから「鰻シリーズ」が続くかも知れません…。

2014.7.13(博多での素敵なひととき)

 

 博多座での二日間公演の前夜、僕はどうしても行きたい場所がありました。以前ある方に連れて行ってもらったバー、あのお店はどこだっただろう?とうろ覚えの那珂川沿いの道を歩きます。ここかな、もっと先かな、あれ?などと探し歩き…ついに見つけた!!小さいビルのエレベーターを降りると、廊下の突き当たりにぼんやりと「B」の文字が。カウンターを覗くと、マスターとママがにっこりと微笑んでいます。以前の訪問時の印象が薄いだろうと思っていたら「憶えていますよ」とお声をかけてくださいました。ああ良かった。。

 このバーは中村屋の十八代目が贔屓にしていて、マスターが十八代目にリクエストされて作ったカクテル「紀州道成寺」がなんと十八代目お気に入り第一位を獲得したというエピソードも。十八代目から贈られたクリスタルでできた『1』をかたどった置物はカウンターの奥で誇らしく光を受けていました。和歌山の梅酒ベースの「紀州道成寺」には、ヘビのかたちのピックに刺さったチェリーが添えてありました。「掃除してたら出てきたんです、このヘビのピック…」とマスター。運命を感じてしまう話にびっくりしました。

 カウンターでゆっくりした時間を過ごさせていただいて、舞台への英気を養いました(翌日もまた伺ってしまいました…)。若くて楽しい頼りになるマスターと、博多美人で気さくなママの素敵なバー。時間を忘れてほっとできる博多の僕の隠れ家です。

2014.7.13(博多での美味しいはなし)

 

 早いものでかれこれ二週間前…流儀の舞踊会で博多へ行ってまいりました。九州は食べ物が美味しい!そしてタイトスケジュールの中でどれだけ美味しい食事ができるか!?しかし美味しいもの探訪は僕のライフワークのようなものなので(笑)しっかり今回もたっぷりいただいてまいりました。

 博多といえば鶏の水炊き。中洲川端の人気店「N」、二ヶ月前から予約をし満を持しての訪問でした。シンプルな水炊き(スープ炊き?)のコースをお願いしました。とにかくスープが美味しい。丁寧に煮出されたスープは白濁しておらず半透明。これに博多ねぎの小口切りと塩をぱらっと散らして、食事の前に一口いただく。空っぽの胃にしみわたり、悶絶する程美味しいのです。そしてそのスープの鍋に鶏肉→レバー類→つくね→野菜類…と順に入れて頂くのですが、つけダレがまた絶品なのです。出汁ベースの甘酢ダレと言いましょうか、まぁそれは食欲を増進させる味なのです。仲居さんが手際よく作ってくれるのでリズムよく気がつくとぺろりと完食!一緒に行った家族は〆の雑炊まで完食していました(僕はリタイアでした)。

 良心的なお値段で美味しくて、大満足〜♪な博多の夜でした。

2014.6.16(大阪での美味しいはなし)

 

 先月末の大阪での公演の際は本当に美味しいものをいただく機会に多く恵まれました(時間の都合で伺えなかったお店もあり、それはとても残念だったのですが、次回のお楽しみです)。

 滞在中の夕食で伺った長堀橋の「T」。最近大人気でなかなか予約もとりにくくなっている割烹です。開店から14年、味吉兆出身の腕の確かな御主人の料理、お店を盛り上げる女将の接客、お店のしつらえから食器ひとつに至るまで端々に気が利いています。今回もいただいた料理のすべてが本当に美味しく、特にアコウ鯛の塩焼は絶品でした。僕はもともと魚料理が大好きなので、この塩焼には文字通りしゃぶりつき、骨の髄まで美味しくいただきました。ほかにも、大好きな空豆と桜えびのごはんや、まるで宝石のような食後のゼリーなど、一品一品が絶品でした。再訪できます日を心から楽しみにお店を後にしました。

 大阪のお菓子も語らずにはいられません。美味しくてお土産によろこばれる銘菓がたくさんあります。ミナミでの仕事が多い僕は「F」によく立ち寄り、大阪でしか手に入らない美味しいお菓子をいただきます。今回もしっかりお土産に。

 うーん。書き始めると止まらない…!くいしんぼうの僕が趣味主観でごはん話を語ります。